院長の吉村です(^^)
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
今日の患者さんのお話。
70歳の女性のBさんで6回目の方。膝や腰が曲がってきて、膝痛・姿勢が気になると約1か月前ご来院。
膝の伸びが良くなってきて、膝の痛みも取れてきているのですが、より良くなるためには、足首や股関節の可動域(動く範囲)も広げていく必要があります。
なぜ膝や腰が曲がってくるの
それは、身体の組織(筋肉・靱帯・腱など)の柔軟性が無くなってくるから。
柔軟性が無くなってくると、体が縮こまってきて、背中は丸くなり、身体も曲がってきます。
私たちは1年1年、嫌でも年を取っていきます。
するとどうしても、水分を失っていく傾向にあります。
これが体中の筋肉、靱帯、腱などで起こってくると、姿勢がどんどん硬く、縮こまってしまうのです。
分かりやすい例では、膝の伸びが悪くなったり(膝が曲がる)、腰が伸び無くなったり(後ろに反れない)など、身体が硬くなると、やはり丸く、縮こまってきますよね。
でも膝が伸びないことに気付かない
膝や腰が伸びないことに気付かない方が多いんです。
これは50代以上はもちろん、30代の方でも結構おられます。
自分の膝や腰が伸びないのに気付かない!?って思われた方もおられるかもしれません。
なぜでしょうか?
それは柔軟性の低下は、ある日突然なるものではないのでは無いからです。
1年1年少しずつ硬くなっていくので、明確に気付かないのです。
こう書いている僕も実は、「膝の伸びが悪くなってきてる」と最近気付きました。
老化です!
そして初めにも書いた通り、膝と深く関係するのが「足首・股関節」の柔軟性。
皆さんもこんなこと感じていませんか??
- うんこ座りがやりづらくなった
(この時に足首が詰まったり、すねの筋肉がすぐしんどくなる) - 股関節の詰まりを感じるようになった
(膝を身体の方に引き上げづらい)
僕も以前より、これがやりづらい感じが出てました。
これも老化!
だから、膝の伸びも悪くなって、姿勢が崩れてくるんです。
そして姿勢が崩れることで、体を支えるために筋肉に余計に負担がかかり、「痛み」に変わってくるんです。
痛みの治療+柔軟性
もちろん痛みの治療も大切なのですが、再発防止のために一番大事なのは、やはり痛みが出てしまった原因を正していくこと、だと思います。
だから私は、痛みの治療をしながら、全身の柔軟性をアップさせることを大切にしています。
その第一歩が、「足首と股関節」の柔軟性を高めることです。
以前にもお話ししましたが、
家も人間も同じで、基礎(足元)が悪いと、土台(骨盤)や柱(背骨)、上層階(首や頭)も不具合が起きます。
だから、その大切な基礎(足元)の柔軟性を上げる治療やセルフケアをきちんとお伝えしています。
きちんとやれば、大多数の方は柔軟性がアップし、身体の柔軟性も上がり、痛みがかなり軽減していきます。
今、悪い姿勢(猫背)や肩こり・腰痛などの痛みでお悩みなら、まずは足と股関節の柔軟をしてみてください。
ご来院いただきましたら、私が、丁寧にセルフケアのコツをお伝えします。
本日もお付き合い、ありがとうございました!