院長の吉村です(^^)

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

今日は患者さまからのご質問も多い「こんな時、冷やしたらいいの?or温めていいの?」をお伝えしていきます。

痛い時、冷やすor温めるの区別

身体は冷やすことで、痛みが出たり、免疫力を下げたり、女性であれば子宮にも悪いので、基本的に冷やすことはおすすめしません。

しかし、「痛み」を癒す場合、急性期と慢性期に分けて「急性期」なら冷やすことをおすすめしています。

向日市でぎっくり腰の整体

痛みの急性期は「冷やす」

急性期は、痛みが出てきて約72時間(3日間)のことをいいます。この期間は炎症が強いため冷やします。

この炎症が起きている時期は、患部を触ってみると熱を持っています。自分で患部を触ってみて熱を持っていれば冷やしてください。

患者さんの中に「熱を持っているのが分からない」と言われる方がおられますが、そんな時は、手の甲で患部を触るとよく分かります。そして患部と逆側の部分(右腰が痛いなら左腰)と比べてみるとよく分かります。

痛みの慢性期は「温める」

慢性期は72時間(3日間)以降のことを指します。この期間に入ってくると、炎症も緩まってくるので温めます。

熱を持っていた患部も、そのころには熱感が消えているはずです。これも先ほど書いたように、手の甲でチェックしてみてください。

あまり差を感じなくなったら、もう温めるタイミングです。

分からない時

手の甲でチェックしても、プロではないので分からない時もあると思います。

そんな時はひとまず「温める」。

例えばお風呂で温めてみて、その後に痛みが悪化するようでしたら、やっぱりまだ急性期ということが分かります。その場合は冷やしていきます。

でも、分からない程度まで炎症が薄まっているので、きっと温めた方が楽になるはずです。

冷やし方と時間

冷やすのは、氷のうがベストです。無ければビニール袋に氷と水(50:50)程度を入れて患部を冷やしてください。

  • 時間は約10分~15分程度。
  • 回数は1日1回~数回程度。
    回数は炎症の強さによって変えますが、数時間ほど間隔を開けてみて患部を触ってまだ熱を持っていれば、やはり「冷やす」タイミングです。その場合1日数回必要になってくるでしょう。

シップは冷やす効果は期待できませんので注意が必要。

アイシング(冷やす)が終わった後で患部にシップを貼ってください。より効果的になります。

ぎっくり腰の場合は?注意点もあり。

ぎっくり腰は「冷やす」方がいいとされますが、注意点があります。

というのは、腰は身体の中心部だからです。

動けないくらい痛い場合は「冷やす」こともありますが、その時に注意していただきたいのは「患部のみ冷やす」ようにしてください。

例えば、右腰が痛いなら右腰の痛いところのみを冷やすように心がけてください。腰全体を冷やすと身体を冷やしてしまい、余計に動けなくなることがありますので注意してください。

そんなこともあり、僕はぎっくり腰の患者さんは、冷やしもせず、温めもせず、です。
足の指、足首、太ももの治療をしてその場で痛みを半減させてシップをします。

もし来院できないくらい痛い!そんな場合は、以下も参考にして下さい。
▶ ぎっくり腰でもオススメのセルフケア

慢性的な腰痛は迷わず「温める」

慢性的な腰痛は、血流も悪くなっています。そんな時は痛くても冷やすのはNGです!

まずは、お風呂に浸かり「温める」。ホカロンを服の上から貼って腰や腹を「温める」。足首をレッグウォーマーなどで「温める」。

ポイントは「腹」「足首」と「腰」です。

温めて血流を改善させ、筋肉に溜まっている疲労物質を洗い流します。

そして「温める」以外でも関節を柔らかくすることも大切。その話はまた。
▶ 慢性腰痛にも絶対おすすめのセルフケア

本日もお付き合い、ありがとうございました!

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